3月17日(金)午後1時30分から、令和3年度農業振興事業として、春の野菜つくり講座を開催いたしました。
3月16日夜の地震には、びっくりしましたが、当研修センターには特に被害もなく、予定通り講座は開催いたしました。
参加者は、事前に申し込みをされた50名の方々です。
今回は、「土づくりと春・夏野菜管理のポイント」というテーマで、講師の木村正先生からお話をしていただきました。(先生には、今回もお願いいたしました。)
元気な野菜つくりのポイントとして、生育に適した温度を確保すること、水分の多い環境は避けること、土壌によって伝染する病気の対策などが大切であるとのことでした。
特に、地温は少なくとも15℃以上にならないと、根の発育が進まないということで、先人からの知恵で、立春から数えて八十八夜を過ぎてから、苗などを植えるようにするのがいいとなっているそうです。
今年に当てはめてみると、八十八夜は5月2日になり、ゴールデンウィークあたりがちょうど、苗の定植の時期になるそうです。(やはりその頃ですね。)
また、肥料は初めから多めに畑に入れてしまうと、それを取り除くことができなくなるため、少なめに入れ、足りなければ加えていくというやり方がいいとのお話でした。
先生の講話の後、質疑応答があり、参加者の方から、農薬を使わないで野菜をつくる方法は? 連作障害を起こさないようにするには? 秋になってもナスを収穫する方法は? など、様々な質問が寄せられ、木村先生から的確なお答えがありました。
なお、今回も山形市上下水道部浄化センターの方から、野菜づくりなどで活用してくださいということで、コンポスト肥料(1.5キロの試供品)のPRのため、参加者全員にご提供いただきました。ありがとうございました。
今年は積雪が多かったため、現在、野菜つくり実践講座の畑にも雪が残っております。
春の農作業には、もう少し時間がかかりそうですね。